【結局どっちがいいの?】賃貸と持家のメリット・デメリットをプロが解説!

かなり昔から賃貸が得VS持ち家が得の論争が絶えませんが、ぶっちゃけどうなの?という疑問に少しでもご参考になれば幸いです。それぞれに良い面と悪い面がありますのでご自身に当てはめて読んでみてください。ではまいります。

1.金銭面について

賃貸のメリット


札幌の賃貸市場では、敷金、礼金、仲介手数料などが家賃に対してそれぞれ 1ヶ月分~2ヶ月分 が多いですが、物件によっては無料や割引されるケースも増えています。特に新築や人気エリアでは、敷金・礼金がゼロの物件も増えており、仲介手数料の割引や無料サービスも。

さらに、ボイラーや暖房機、またトイレやキッチンなどの設備機器に不具合や故障が生じても、入居者が自費で修理交換する必要がありません。


賃貸のデメリット

例えば家賃8万円で20年間住んだ場合の賃料合計額は1920万円にもなります。また、契約期間満了前に退去した場合には 1ヶ月前 の通知が必要です。更新前の退去の場合、違約金や契約解除料が発生することもあり、退去時には原状回復や敷金の取り扱いについての確認も必要です。


持家のメリット

お仕事をしている間にローンを完済した場合、老後の毎月の住居費はなくなります。固定資産税はありますが、将来的に家賃を支払わなくて済みます。資産ですので売却することも可能です。住宅価格が上昇すれば、売却時に利益を得ることも。


持家のデメリット

基本的には中古物件購入時には資金が必要ですので、多額の自己資金・もしくは銀行で住宅ローンを組む必要があります。住宅ローン返済が続く場合、月々の支払いが大きく、金利の変動リスクもあります。自己資金が少ない場合には、賃貸住宅よりも月々のコストは大きくなりがちです。

さらに、およそ15年~20年の間にメンテ的リフォームが必要となります。駅から遠い・学校やスーパーまでが遠い、などのケースでは売却時に損失のリスクがあることも考えておきましょう。

2.日々の生活面で

賃貸のメリット

賃貸は引っ越しが容易で、ライフスタイルや仕事の変化に応じて住まいを変えることができます。加えて、賃貸物件は多様な選択肢があり、希望のエリアや予算に合った住まいを見つけやすいのも特徴です。


賃貸のデメリット

賃貸では騒音問題やトラブルで、快適な生活が妨げられることもあります。また、大規模な改修工事ができないため、インテリアや設備に制約が生じることも。さらに、ペットの飼育制限も多く個々のライフスタイルに完全に適応するのが難しいことがあります。


持家のメリット

庭などの外構や、省エネ設備などを自由に選ぶことができ、住まいを自分好みに整え、快適な生活空間を作り上げることが可能です。また、自分のペースで住環境を整えられるため、長期的な視点で計画的に改善やメンテナンスを行うことができます。これにより、住まいの価値を維持しつつ、安心して暮らせる環境を築くことができます。


持家のデメリット

資産である持家は、近隣に問題がある場合でも売却を考慮しなければ、早急な転居や住み替えがしづらくなります。また、修繕やメンテナンスは自己管理となり、時間と労力が必要となります。

以上が賃貸と持ち家のメリット・デメリットを金銭面、日々の生活の観点で整理したものになります。

いかがでしたでしょうか?賃貸と持家にはそれぞれ独自のメリットとデメリットがあり、どちらが適しているかは個々のライフスタイルや価値観により異なります。日々の暮らし方や人生設計をよく考え、最適な選択をすることが重要です。

北王リノベーションでは、皆様の理想の住まい作り全面サポートいたします。どうぞ、お気軽にお問合せください。

リノベーションプランナー マネージャー

佐々木 貴信TAKANOBU SASAKI

二級建築士 / 宅地建物取引士 / インテリアコーディネーター / 福祉住環境コーディネーター2級

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