無造作なDIY感を狙った個性派の家
建物は築35年。奥様のお祖母様が長年暮らしていた戸建住宅をリノベーションしました。
古さをあえて「雰囲気」として活かすために、軽量鉄骨構造の建物であったことから「鉄」をデザインの軸の一つに。
解体途中で現れた天井の鉄骨は隠さずそのまま活かしました。間接照明やAVボード、ダイニングテーブルは造作。鉄の素地そのままの仕上げで、天板はワイヤーのブラシで磨くなどのダメージ加工を施しています。
リビングのドアは下地に白を塗った上に水色を重ね塗りすることで、将来表面の水色が剥がれて下地の白が現れ独特の味わいになるように、さらに古くなった時の風合いも計算しています。
夫婦の思い出の品や大切なもの、大好きなものを飾れるよう、壁面には棚を造作。古さをいかした室内の雰囲気にぴったりです。
Type | 戸建 |
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費用 | 1,500~2,000万円 |
構造 | S造 |
面積 | 130㎡ |
工期 | 3ヵ月 |
家族構成 | ご夫婦・お子様1人 |
築年数 | 38年 |
LDK
Owner’s Voice
お客さまの声
奥様のお祖母様が長年暮らしていた家を自分たちの住みやすいカタチにしたいと考え、参考のために通勤ルートにあったリノベーションモデルルームの訪問が最初の出会いでした。古いマンションの一室を個性的に蘇らせたモデルルームに、「これだ」と確信したとのことです。
軽量鉄骨構造の建物であったことから鉄をデザインの軸のひとつとし、古さをあえて雰囲気としていかすため、天井の鉄骨は隠さずに見せて使う工夫を施しました。
リノベーションした後のコーディネートの好みもご夫婦は息がぴったりでした。多趣味なご主人とビンテージな風合いが好みの奥様は、好みが近かったとのことでした。「住み始めてからもまったく違和感を感じることが無く、住み心地が良い。店舗のような見た目に反して、生活時の不便が全くありません。」と、素敵な笑顔でお話ししてくださいました。