北王の住宅では、内部の壁の上端に笠木と呼ばれる木材を薄くすっきり見せる納め方があります。
キッチンや階段、吹き抜けまわりの腰くらいの高さの壁によく使用します。
たまに、構造柱が抜けず写真のように柱を残した状態で笠木を取り付けるケースがあります。
特に鉄骨柱の場合、抜いたりずらしたりといった方法がとれない為、施工方法や材料加工を検討し、大工と作戦会議を行います。
今回は写真のように鍵型に加工した材料を現場でつなぐ施工方法を選択しました。
ちなみに、笠木は見えている部分は10mmと薄いですが、実際は25mmの木材を見えないように加工しています。
うっすらと接合部の跡が見えていますが、次の工程の塗装工事で鉄骨柱も笠木(木材)もきれいに仕上げて目立たないようにしていきます。
施工管理 マネージャー
小島 敏蔵
二級建築士 / 一級建築施工管理技士