ワッシャーとは【よく使われる建築用語】【北王リノベーション札幌が解説】

建築現場でよく使用されている『建築専門用語』

今回は『ワッシャー』について少しだけ触れたいと思います。日本語では『平座金』というのですが、ネジやボルトを締めるときに使われるものの事を言います。ネジやボルトが締め付けられている部分にはたいてい丸くて平たく真ん中に穴が開いているものが間に挟まっています。

いろいろなサイズの丸座金

ワッシャーは締め付け部の緩み止めや木材等を固定する際、ビスやナットがめり込まないようにする役割があります。また締め付ける物の穴よりもビスやナットが小さい場合にも使用します。

ワッシャーが組み込まれているもの

ワッシャーがあらかじめ組み込まれているビスやナットもあります。

木造建築で使用される座金の例です。

ところでこんな形状のものを見かけたことはありませんか?なんでこんな形をしているのでしょう?

これはスプリングワッシャー(ばね座金)と言ってビスやナットを締め付ける際に間に挟めることにより、ばねの反発でより緩みにくくなるというものです。形には意味があったんですね。

いろいろな形状の歯付き座金

建築ではあまり使用されませんが緩み止めのワッシャーには歯付き座金もあります。

キャップでビスを隠すことが出来る専用のワッシャーもあります。家具の組み立てや吊戸棚の取付などで使用されます。建築では他にもいろいろな種類のワッシャーや座金が使用されます。今後も他の金物について触れていきたいと思います。

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