札幌市中央区の人気エリアで築17年の中古マンションを購入したM様。今回は、玄関の雰囲気をリノベーションでスタイルアップした事例としてご紹介します。
1.アクセントウォールとは!?
お部屋の壁の一面だけ他の壁と違う色や素材に貼り分けることです。白い空間に一面だけアクセント色を入れるだけで、グレードアップしたお部屋に生まれ変わります。フォーカルポイントとなる壁面にアクセントを取り入れる事で空間がさらに引き立ちます。
①どんなお部屋に?
リビング・テレビの面・寝室のベッドへッド面・子供部屋・トイレなどに取り入れる事が多いです。
②素材は?
ビニールクロスの色を一面だけ変えたり、柄入りのクロス・タイル・エコカラット(LIXIL製のデザイン調湿タイル)が多いです。他にも木・レンガ・ペイント・塗り壁などそれぞれの個性が出る場所でもあります。
③ニッチ
壁の一部を窪ませた面を貼り分けるのも良いですね。
2.ここは自分の好みじゃない…!?
今回のM様の購入した時点でここは変えたいなという場所は…
3.好きな色・柄・質感は!?
ご主人は、ダークなカラーや男性っぽいインテリアがお好み。
奥さまは、白色やグレーのスタイリッシュなインテリアがお好み。
・大理石や石の柄や雰囲気
・光沢のある仕上
・マンションの外壁に用いられる自然石
玄関の土間部分は、元々高級感のある大理石でしたので、残しつつ手を入れる方向で考えました。
4.空間をスッキリ見せるテクニックとは!?
既存の玄関収納の2/3を残し、ミラー扉部分は新調。
古いツマミは新しいものに交換することで、違和感のないように組み合わせました。
納戸の扉も赤茶色のドアから存在感を消した白色のドアを造作。
全体的にスッキリしました。
玄関を開けたところに外壁に貼るようなタイルを張りました。
凹凸があるので高級感があります。既存の床大理石に合わせて、ベージュ系のタイルをセレクト。
ドアは造作。白の建具で壁に同化させました。取っ手無しでスリットを入れています。
ドアを開けると、意外と大容量。
玄関ホールの正面になった、飾り棚は撤去。好きな素材や柄を用いたレリーフへ。
主寝室のベッドヘッド側の一面の壁紙を張り分けました。
5.まとめ
いかがでしたか?中央区の築17年のマンションを購入したM様のリノベーション事例をご紹介させていただきました。
まだ、築浅物件はいかに既存を上手く利用しながら自分たちの好きな要素を取り入れる事で、愛着感も増すと思います。
今回ご紹介したようにアクセントウォールを上手に使うと、メリハリのある自分の好きなインテリアヘ近づきますよね。
多くは、ビニールクロスを貼る内装が多いかと思います。
アクセントウォールとしては、以下の種類があります。
① 他の面とは違うビニールクロスの色や柄でアクセントをつける。
② 機能タイル:エコカラットのような調湿効果のあるタイル
③ タイル:大判やモザイクタイルなど張る範囲によって、選びます。
④ 石:厚みがあるので施工上注意が必要ですが、よりダイナミックになります。
⑤ 鏡:玄関やウォーククローゼットに一面貼ると全身チェックができ、空間も広く見える効果があります。
⑥ モルタル:左官仕上げですが、無造作感がでてカッコよくなります。色のついた塗り壁もあります。
⑦ ウッドタイル:木の雰囲気が優しい感じにも、樹種や塗装色によっては高級感のある雰囲気にも。
他にも色々あるので、お気軽のご相談ください。
リノベーション事業部部長
中澤 広美
二級建築士 / インテリアコーディネーター / 増改築相談員 / マンションリフォームマネージャー / 整理収納アドバイザー1級 / キッチンスペシャリスト / BIS(断熱施工技術者)